Webアクセシビリティとは?制作で意識したいこと
Webアクセシビリティとは、年齢や障害の有無、使う端末や環境にかかわらず、誰もがホームページを使えるようにすることです。
この記事では、Webアクセシビリティがなぜ大切なのか、ホームページ制作で意識したい基本のポイントを解説します。
1.誰でも使えるホームページにすること
ホームページを見る人は、さまざまです。
| 見る人の例 | 困ること |
|---|---|
| 目が見えない、見えにくい人 | 画像の内容が分からない、文字が小さい、色の区別がつきにくい |
| 手が不自由な人 | マウスが使えず、キーボードなどで操作する |
| 耳が聞こえない、聞こえにくい人 | 動画の音声が分からない |
| 年配の方 | 文字が小さい、操作が分かりにくい |
| 明るい屋外でスマートフォンを見る人 | 色の薄い文字が読めない |
Webアクセシビリティは、こうした人たちも含めて、誰もがホームページの情報を受け取り、操作できるようにする取り組みです。
2.Webアクセシビリティが大切な理由
見られないホームページ、操作できないホームページは、そこにいるお客さまを取りこぼしていることになります。誰にでも使いやすくすることは、結果として、すべての人にとって分かりやすく、使いやすいホームページにつながります。
また、国際的な指針(WCAG)や、日本の規格(JIS X 8341-3)があり、障害者差別解消法の改正によって、2024年4月からは、事業者による障害のある人への「合理的配慮」が義務になりました。ホームページのアクセシビリティを整えることは、こうした配慮の土台にもなります。
Webアクセシビリティは、一部の人のためではなく、すべての人のための使いやすさです。
※法律でどこまで求められるかは、事業の内容や状況によって異なります。詳しくは、内閣府などの公式の情報を確認しましょう。
3.すぐに取り組める基本のポイント
| ポイント | 取り組むこと |
|---|---|
| 画像の説明 | 内容を伝える画像には、alt属性で説明を付ける |
| 文字の読みやすさ | 文字と背景の色の差(コントラスト)を十分にとる。文字を小さくしすぎない |
| 色だけに頼らない | エラーやリンクを、色だけでなく文字や下線でも伝える |
| キーボードで操作できる | Tabキーで、リンクやボタン、フォームを順に選べるようにする |
| 見出しと構造 | 見出しを順番どおりに使い、ページの構造を正しく伝える |
| リンクの文字 | 「こちら」ではなく、進む先が分かる言葉にする |
| フォーム | 入力欄に名前(ラベル)を付け、エラーの内容を文字で伝える |
確かめ方
- マウスを使わず、Tabキーだけでホームページを操作してみる
- スマートフォンの読み上げの機能(VoiceOverやTalkBack)で聞いてみる
- ブラウザの開発者向けの機能(Lighthouse)で、アクセシビリティの点検をする
- 文字の色のコントラストを、無料のツールで確かめる
4.よくある質問
すべてに対応しないといけませんか?
一度にすべてを完璧にする必要はありません。この記事の基本のポイントから、少しずつ取り組みましょう。
デザインが地味になりませんか?
アクセシビリティに配慮しても、魅力的なデザインは作れます。色の使い方や文字の大きさを工夫すれば、両立できます。
今のホームページを点検できますか?
ブラウザの開発者向けの機能で、自動でできる点検があります。ただし、自動の点検だけでは分からないこともあるため、実際に操作して確かめることも大切です。
動画には、何をすればよいですか?
字幕を付ける、内容を文字でも説明する、などの方法があります。
5.まとめ
Webアクセシビリティは、年齢や障害の有無、環境にかかわらず、誰もがホームページを使えるようにする取り組みです。
- 画像の説明、文字の読みやすさ、色だけに頼らない伝え方から始める
- キーボードだけでも操作できるようにする
- 見出しやタグを正しく使い、構造を伝える
- 実際に操作して確かめる
まずは、Tabキーだけで、自分のホームページのお問い合わせまでたどり着けるか試してみましょう。画像の説明の付け方は、画像のalt属性とは?で解説しています。
ホームページの使いやすさの点検や見直しで迷っている場合は、浅草Web屋にご相談ください。