DNSレコードの種類と役割をわかりやすく解説
DNSの設定の画面を開くと、「A」「CNAME」「MX」「TXT」などの項目が並んでいます。
これがDNSレコードです。
この記事では、主なDNSレコードの種類と役割を解説します。
1.主なDNSレコードは6種類
| 種類 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| A | ドメインを、サーバーのIPアドレス(IPv4)につなぐ | example.com → 203.0.113.10 |
| AAAA | ドメインを、IPv6のIPアドレスにつなぐ | example.com → 2001:db8::1 |
| CNAME | ドメインを、別のドメインの別名にする | www.example.com → example.com |
| MX | そのドメインのメールを受け取るサーバーを決める | example.com のメール → mail.example.net |
| TXT | 文字の情報を登録する(メールの送信元の証明、所有の確認など) | SPF、DKIM、Search Console の確認 |
| NS | そのドメインのDNSを管理するネームサーバーを決める | ns1.example.net |
2.レコードを知っておくとよい理由
DNSレコードは、ホームページとメールの行き先を決めている設定です。サーバーを引っ越す、メールのサービスを変える、Search Console を使う、といったときには、レコードを追加したり変えたりします。
それぞれの役割を知らないまま触ると、ホームページは表示されるのにメールが届かない、といったトラブルの原因になります。とくに、MX と TXT はメールに関わる大切なレコードです。
Aはホームページの行き先、MXとTXTはメールに関わるレコードだと覚えておきましょう。
3.よくある設定と、変えるときの注意
よくある設定の例
| したいこと | 触るレコード |
|---|---|
| サーバーを引っ越す | A(AAAA)を新しいサーバーのIPアドレスに変える |
| www 付きでも開けるようにする | www の A か CNAME を設定する |
| メールのサービスを変える | MX を新しいサービスのものに変える。TXT(SPFなど)も見直す |
| Search Console で所有を確かめる | 指定された TXT を追加する |
変えるときの注意
- 変える前に、今のレコードをすべて書き出しておく
- MX や、メールに関わる TXT は、消したり変えたりしない(メールが届かなくなる)
- 1つのドメインに、SPFの TXT を2つ作らない(1つにまとめる)
- 反映には時間がかかるため、急いで何度も変えない
※TTLは、そのレコードの答えを、ほかの場所で一時的に保存しておく時間です。切り替えの前に短くしておくと、反映が早くなることがあります。
4.よくある質問
A と CNAME は、どう使い分けますか?
IPアドレスに直接つなぐなら A、別のドメインの別名にするなら CNAME を使います。ドメインそのもの(example.com)には、ふつう CNAME は使いません。
MX の「優先度」とは何ですか?
メールを受け取るサーバーが複数あるときの順番です。数字が小さい方が優先されます。
TXT がたくさんあります。消してもよいですか?
メールの証明や、サービスの所有の確認に使っているものがあるかもしれません。何のためのものか確かめずに消すのはやめましょう。
自分で設定を変えても大丈夫ですか?
役割が分かっていれば変えられます。メールを使っている場合は影響が大きいため、不安なら専門家に頼みましょう。
5.まとめ
DNSレコードは、ホームページとメールの行き先を決める設定です。主なものは、A、AAAA、CNAME、MX、TXT、NSの6種類です。
- A(AAAA)はホームページの行き先
- MXはメールの受け取り先、TXTはメールの証明や所有の確認
- 変える前に、今のレコードをすべて書き出す
- メールに関わるレコードは、とくに慎重に扱う
メールが届かないときのDNSの確かめ方は、メールが届かないときに確認したいDNS設定で解説しています。
DNSの設定の変更で不安がある場合は、浅草Web屋にご相談ください。